静岡戦国奇譚

森町西部伝承
森町家康からいただいた茶わん

徳川家康が、わずかな家来をつれて、領地を見て回った時の話です。
家康一行は、金谷(かなや)から笠懸山(かさかけやま)、嵯塚(さづか)へと見て回り、刀熊(なたぐま)の久蔵(きゅうぞう)という家で休みました。家の人たちは、とても立派なお侍でしたので、お茶やお菓子を出してもてなしました。家康は、たいそう喜んで、持っていた木のおわん四個と一組の信楽焼(しがらきやき)のお茶わんを与えたということです。
久蔵の家では、それを家宝にして、大切にしています。

出典/「森町ふるさとの民話」森町教育委員会