小笠山砦

高天神包囲網、最大の砦跡

▲迫力ある横堀 ▲独特の神事が行われる小笠神社

天正2年(1574)の開城により、高天神城は武田方の城となりました。家康は、高天神城に対する押さえの城を築く必要に迫られ、馬伏塚城を修築。対の城として、大須賀康高を入れました。そして、高天神城にもう少し近い場所に押さえの城として横須賀城を置き、さらに掛川城攻めの時に築かれた小笠山砦を備えます。家康はその後、天正7から8年(1579-1580)にかけて次々と砦を築き、高天神城を包囲。兵糧攻めの結果、籠城衆が討って出ることになり、高天神城は落城、廃城となるのです。家康が築いた砦は、小笠山砦、獅子ヶ鼻砦、中村砦、能ヶ坂砦、火ヶ峰砦、三井山砦。併せて「高天神六砦」と呼ばれています。
6つある砦の中でも遺構が特によく残り、最大の規模を持つのが小笠山砦です。砦とはいえ城域は広大。土塁、曲輪、空堀などの遺構が随所に確認でき、見ごたえは十分です。特に主曲輪南にある横堀は見事なもの。山城ファンなら必見です。
小笠山は遊歩道が整備された人気の観光スポット。四季折々の自然や森林浴が気軽に楽しめ、ハイキング初心者にもおすすめです。多種類の野鳥が生息し、バードウォッチングにも最適。小笠神社の秋の例大祭である矢矧祭(やはぎさい)は、1300年以上の歴史を持つといわれ、毎回多くの人が訪れます。

アクセス

所在地 掛川市入山瀬字小笠山
公共交通機関 JR掛川駅より、しずてつジャストライン大坂線・入山経由約15分。小笠山入口下車徒歩約30分(バスの本数は少ない)
自動車 東名高速道路掛川ICから南へ約15分
駐車場 有(2箇所)

見学情報

トイレ