山住神社

山霧深い霊験あらたかな神社は、家康を救った山犬信仰の社



▲杉の大木に囲まれた、徳川家と縁の深い犬神様 ▲いかにも御利益がありそうな(?)御守り

水窪駅から東へ約5km。南アルプスに連なる標高1100mの山住山の頂に、山住神社は鎮座しています。和銅2年(709)、愛媛県の日本総鎮守大山祗(にほんそうちんじゅおおやまずみ)神社より遷祭しお祀りしたのが始まりだとか。この時代は芽原河内(はぎわらこうち)神社といわれ、歴史と格式のある神社です。
その後、永正10年(1513)に奥山氏(高根城主)が武運長久祈願のため社を建立したとのこと。この頃から高根城との結びつきが深くなっていきました。1500年代に高遠軍によって城が陥落しそうになると神官たちがに加勢に向かいましたが、全員が城の大手道で討死にしたそうです。その場所は“血山沢”と呼ばれ、その壮絶さを伝えています(ガイドさん談)。
スーパー林道側の鳥居をくぐると、左右に山犬(狼)の狛犬! 神札にも山犬様が描かれており、こんな伝説が残されています。
・・・徳川家康が武田勢に追われ山住に逃げ込んだ時のお話。突如ウォーウォーと地響きのする山犬の声がわき起こり、山全体が共鳴した。武田勢はその声や地響きに肝をつぶし、一目散に退散していった・・・
以来、浜松城の鬼門の守り神として家康の崇敬を受け、三代将軍家光の時代には「御朱印」を賜っています。
社を包む周囲の森の木々も見事ですが、境内に2本ある樹齢1300年以上の大杉は天を突くようです(伊勢湾台風で3本のうち1本が倒れ、その時の年輪から樹齢がわかったとか)。これらの杉は社家であり宮司であり山住神社中興の祖といわれた、山住大膳亮藤原茂辰が治山治水のために山全体に植林したと伝えられています。
旧参道は山住峠への登山道となっています。春の例大祭には桜、秋の例大祭の頃にはとても見事な紅葉が山住の山を彩ります。

水窪観光協会: http://www.misakubo.net/

アクセス

所在地 浜松市天竜区水窪町山住230
お問合せ 053-987-1179
公共交通機関ご利用の場合 JR飯田線水窪駅から車で25分
自家用車 掛川ICから車で約10分
駐車場 50台(無料)