久能山東照宮

県内建造物初の国宝指定!権現造り最古の東照宮



▲圧倒的な色彩美。きらびやかな東照宮拝殿 ▲極彩色の表玄関、東照宮楼門


▲家康が静かに眠る、神廟 ▲久能城時代の遺構、勘介井戸

平成27年(2016)は、徳川家康没後400年の節目の年。東照大権現(家康の神号)を祀る久能山東照宮は、400年記念大祭を迎えることになっています。江戸時代から昭和にかけて、東照宮では大祭が行われるたびに修理が行われてきました。今回の大修理は、平成9年(1997)にスタート。本殿等は平成14年(2002)から7年の歳月をかけ、平成21年(2009)3月に完了。現代の名工の手によって、壮麗な社殿群と彫刻が目にも鮮やかな姿を取り戻しました。楼門、唐門、拝殿は豪華絢爛で実に見事。徳川の栄華が凝縮されているかのよう。特に様々な鳥、花、動物類が施された極彩色の彫刻類は圧巻です。
東照宮の建造物は歴史的価値が高く、平成22年(2010)には、本殿、石の間、拝殿が国宝に指定されることになりました。県内の建造物で国宝指定は初めて。全国600近くある東照宮の中で最も古く、江戸時代を通して全国に広がった権現造りの社殿の先駆けとなったこと、そして江戸幕府直営の建築集団の基礎を作った大工頭、中井大和守正清による代表建築だということが評価されたのです。東照宮では、国宝に指定された本殿、石の間、拝殿を始め、楼門、唐門、廟所宝塔を含む13の建造物が国の重要文化財、そして、久能山全域は国の史跡に指定されています。
久能山東照宮は、家康が眠る廟所でもあります。元和2年(1616)4月17日、家康は駿府城で75年の波乱の生涯を閉じ、遺言によって遺体はその夜のうちに久能山に葬られました。
本殿の裏、燈篭が左右に立ち並ぶ参道を抜けると家康の神廟(重要文化財)があります。遺言どおりに西方を向いている神廟の周りは、派手な社殿群とは一転して厳かな雰囲気。家康は生涯三分の一を過ごしたこの駿府の地を、ここで静かに見守っています。
久能山東照宮には、建造物以外にも、楼門の後面にある家康の手形、五重塔跡、神廟手前の金の成る木、家康愛馬の墓等々数多くの見所があります。楼門手前にある久能山東照宮博物館には、家康ゆかりの品々や徳川歴代将軍の宝物が数多く展示されているので、こちらにも立ち寄ることをおすすめします。
そしてもう一つの穴場は、博物館南にある勘介井戸。戦国時代久能山には、久能寺という山寺があり、今川氏が軍事的基盤として使っていたといわれています。その後、武田氏が久能城として支配し、武田氏が滅ぶと徳川方の城になりましたが、家康の没後に御廟所となったため、その役割を終えました。久能城の遺構は、ほとんど残っていませんが、武田信玄の軍師、山本勘介(勘助)が掘ったといわれるこの井戸がわずかながら面影を残しています。勘介井戸のある場所は駿河湾を見渡すことができ、眺望スポットとしても人気です。

アクセス

所在地 静岡市駿河区根古屋390
お問合せ 054-237-2438
公共交通機関ご利用の場合 ・静鉄バス/静岡駅前19番乗り場「日本平行き」で約40分、終点下車
日本平よりロープウェイにて5分
・静鉄バス/静岡駅南口22番乗り場「久能山下行き」約40分で終点下車
静鉄バス/清水駅前1番乗り場「久能山下行き」約40分で終点下車
久能山下からは徒歩約20分(参道階段1159段)
自動車 ・東名静岡・清水インターより「日本平」まで約20分。その後ロープウェイで5分
※土日祝日は日本平動物園付近が渋滞しますので清水側パークウェイ(無料)をご利用下さい
・東名静岡・清水インターより「久能山下」まで約20分。久能山下からは徒歩約20分(参道階段1159段)
駐車場 無料駐車場(200台)は「日本平」のみ。「久能山下」は苺狩り農園の駐車場をご利用下さい

見学情報

拝観料金 拝観のみ
大人500円  子供200円
拝観・博物館共通
大人800円 子供300円
拝観時間 4月1日-9月30日 9:00-17:00
10月1日-3月31日 9:00-16:00