矢田砦

やだとりで
  • 名称やだとりで
  • 俗称・別名矢田塁
  • 所在地-
  • 様式その他

矢田山の山頂を二段に削平して構築された砦跡

矢田砦跡は、静岡市清水区由比町屋原の西方にある標高123.6mの矢田山の山頂にある。山頂からは、東方は西山寺より由比川流域、蒲原方面、西は、八幡平などが一望できるところである。砦跡は、山頂を二段に削平して構築されたもので、上段は7m×6m余の規模で土塁や石塁はない。雑木で覆われている。二の曲輪より約1.5m下に幅1.8mから3.6m余の帯曲輪が北より東にかけて回っているが南側は崩壊のためか存在しない。帯曲輪より東側の尾根上に小規模な堀切りらしきものと、小曲輪が附属している。矢田砦は、『駿河記』には、「矢田塁跡」として記され「福島淡路守」の守備のように解釈されるが、この人物は史書には全く認められない人物である。
矢田砦と称してはいるが、遺構や規模から考えると、砦の形式ではなく、物見曲輪を構築したのではないかとも、推定される。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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