松野城

まつのじょう
  • 名称まつのじょう
  • 俗称・別名城山
  • 所在地-
  • 様式平山城

「別所殿」「川島殿」「ぼつ川殿」の3氏のいずれかが城主を考えられている砦

『駿河記』には「城山、別所の辺なり。」とあり、城主としては諸書にも別所殿、川島殿、ぼ(ほ)つ川殿の三氏をあげているが詳らかでない。沼館愛三氏は「安倍城の研究」の中で安倍城の支砦の1つとして取りあげているが、時代は下るものと考えられる。
城跡は、安倍川西岸松野集落北東の別所平と呼ばれる河岸段丘の最深部の高地と接する所に立地し、南北に入りくんだ谷状地形を利用して、巾12m余りの一条の堀切をうかがっている。曲輪は南北47m、東西32.5m程の小規模なもので、南北は谷に面し、東に山を背負い西は堀を隔てて台地に続くが、堀に接する台地上には遺構を確認できない。曲輪内に茶畑となっているが遺構の残存はなく、わずかに北側崖線に土壇状の土塁が見られ、この部分に虎口が設けられている。なお背後の標高240mの黒山々頂に狭少ながら平場が認められ特別な遺構は認められないが、眺望も良く、詰の城的要素も考えられる。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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