殿ノ谷

とんのや
  • 名称とんのや
  • 俗称・別名とんのや
  • 所在地周智郡森町睦実字殿之台
  • 様式山城
  • 関連武将戸和田藤原氏

天方氏や山内氏と同族と思われる藤原氏の館跡

睦実「殿之谷」の主は、応永14年9月飯田荘賀茂社に鰐口を寄進した藤原通国の系類と思われる。降って文明19年正月同じ賀茂社に鰐口を寄進している藤氏通信は、通国の子孫であろう。通信には通種、崇盛という弟がいた(『円通松堂禅師語録』)。この藤原氏は、通の字を用いている事から、飯田荘に地頭として入部した山内首藤の流れをくみ、天方氏や山内氏と同族であろう。
現在殿之谷と呼称されているのは、鈴木良氏宅のある奥まった場所である(同家の屋号は殿之谷)。東西100m×南北120mの広さで、今は水田と化している。鈴木宅の奥にも平坦地があり、居住するにはよいかもしれない。又、西に300m程行った所を堀之内と呼んでいる。応永年間に再興された宗源寺はこの谷に所在する。今、寺に宝篋印塔の残欠がある。殿之谷の近辺には、善正庵・丸井戸・甚文屋敷・京塚等の地名が残っているが、詳しい事は判らない。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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