一色物見砦

いっしきものみとりで
  • 名称いっしきものみとりで
  • 所在地袋井市宇刈一色字中谷
  • 様式その他

久野城の北方に対する小規模な物見台

宇刈川の形成した小平野を挟んで南北に走る丘陵の裾は、ヤツデ葉状に入り組んで多くの小谷を形成している。その中の一つ、通称宇刈谷の正面の稜線上(標高約57m)が物見砦であったと伝えられる。
この丘陵稜線上には、かつて可睡斎から油山寺をへて吉岡(掛川市)に通じる「峠の道」が存在したが、今は一色から村松にぬける道路によって砦の地で断ち切られ面影はない。
砦は「高望山」と呼ばれ、頂部に3畳程の方形平坦部があったという。
現在道路西側丘陵の空堀状の溝(幅約3m、深さ1.5m)が認められるが、砦の遺構であるか判断できない。一色物見砦は久野城(南約1.5km)の北方に対する小規模な物見台として利用されたものであろう。
砦直下の丘陵北裾は久野城主久野宗能に仕えた富永平右衛門の子孫、藤兵衛の屋敷跡と伝えられる。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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