花島屋敷

はなじまやしき
  • 名称はなじまやしき
  • 所在地浜松市天竜区春野町花島
  • 様式その他

戦国時代に薩摩から来村した花島七郎左衛門が構えたとされる屋敷

伝承では戦国時代に花島七郎左衛門が薩摩から来村し、居を構えたと言う。一説に花島氏は花島の土豪で、ここに居住していたが、近世に入って長蔵寺に移住したとも伝えられている。伝承はともかく、そこが殿カイトと呼ばれている点からすると、中世花島の土豪層の居館と考えてよいだろう。
屋敷跡は花島の字花島にあり、その一番高い所に位置している。現在茶畑となっているが、略にその規模は推定出来る(縦20m×横38m)。背後は深い沢で、土手が土塁の役目を果している。前面にも何らかの施設があったと考えられるが、今は何も残っていない。屋敷の一角に近世の墓、背後の山に墓所と若宮を祀っている。又、馬乗石と言う石があり、花島の殿様は、背が低かったので、馬に乗る時それを利用したと伝えられている。
屋敷跡は花島の中では最もよい所を占めており、牧場・大時・田河内に向う街道も通っており、土豪の居館とみてよい。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

コメント(3)

情報提供有難うございます。私のご先祖さんのお話かと思います。静岡の遠州森町あたりから、昭和になって千葉に移った明治の頃の花島家-医者の系統(=長男系統、現在第16(15?)代(これで医者の代は終了のようです。)の三男(当時小学校の校長)が私の祖父にあたります。春野町の町史に(千五百年代後半~)載っていると以前から聞いてはいました。浜松には親戚も多いようで、父も定年後は、よく従弟会などで、静岡に行きました。千葉県の千葉にも、同じ字で”はなしま”さんがいますが、”はなじま”の濁点読みはしません。花島屋敷の大杉を一度見たいものです。以上  千葉市在住 花島 明(66歳)

祖父の戸籍を入手。春野町長蔵寺でした。驚きです。昭和14、5年頃千葉に移動。父は、昭和12年頃袋井商業卒業、海軍航空技術廠に勤務し、3か月樺太内路に雪中飛行実験。写真があります。親戚に、江戸時代春野町を離れ、三島に移った花島の子孫の花島孝一氏が世話してくれたようです。親の兵右衛門さんは、コンデンスミルクの日本最初の工場生産化成功者でした。孝一氏は、第四代航空技術廠長。
碇義朗氏の本で詳しく紹介されています。
御先祖の墓を訪ねたいと思うようになりました。2017年5月19日

 明治2年に東海道の裏街道とも言える山道を、明治政府の依頼で踏査した松浦武四郎(蝦夷地の探検家、北海道の名付け親、三重県松坂に記念館あり)さんの日記に「東海道山筋日記」があります。明治新政府の旧幕府方で政府転覆を図る浪人達の集結等をを調査するため依頼した(金原明善伝記にも浪人の面倒をみた記載あり)と思われますが、吉田武三編”松浦武四郎紀行集”で日記が読みやすくネット掲示されています。この中では、花島七郎左衛門と名乗った時代以降の花島の話がかなり詳しく描かれていました。
 
 花島は元今川氏の家臣だったと記載されていたので、今川家臣団で調べた所、居ました!花島三郎左衛門 戦で矢手傷1か所を負った、とあります。よくこんなことまで残っているな、と驚きでした。現在NHKで放映されている井伊直虎の時代と同じ時代の話で、のち花島は武田方に寝返ったあと、一族の一人が徳川方に味方し褒美を得、さらに徳川幕府の大阪の陣での活躍で熊切14ヵ村を安堵され、苗字帯刀を許されたそうです。それ以来約320年以上、この地で暮らしたことになります。

 昨年、祖母(水口姓)の生家(春野町川上)と江戸時代から続く墓を水口家の方々と訪ねました。水口修次さんは、ご先祖のことを色々調べていて、京丸山のお堂の天井画は水口のご先祖が描いた、と言っていました。墨で残した画帳の墨絵の写しを沢山見せていただきました。呼吸を止めて一気に描いた動物画や植物等のスケッチ画でなかなかの腕でした。京丸山は京丸ぼたん伝説・遠州七不思議の一つの山です。水口家には、熊切小学校(2年前のH27年に廃校)の大正時代頃の生徒集合写真があり、数百人も生徒が校庭で並んでいます。日本が元気な時代の写真です。先生達の集合写真もあり、中央には熊切 花島村長と表記され、女の花島先生も一人写っていました。花島家が長い間この地に暮らした証拠と思われます。

 三島郷土資料館には、江戸時代後期に三島に移った子の一人の初代兵右衛門さんの写真がありました。資料では、酒屋で儲け、資産家になったと書かれています。その写真は、帯刀した姿でした。江戸初期に帯刀を許された、とありますが、真実だったと思います。コンデンスミルクの開発は、2代目の方と思います。2017年8月15日

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