城山

しろやま
  • 名称しろやま
  • 俗称・別名城山松林、城山遺跡
  • 所在地浜松市南区東若林町字城山
  • 様式その他

中世城館跡の存在が推定される遺構

浜松市南部の海岸低地に作られた中世豪族の居館跡。延宝6年(1678)頃の古絵図に「城山松林」と記す部分が書き込まれている。古くから城山と呼び慣わされてきたのであろうが、そうした城史については全く手がかりがない。
昭和25年(1950)に発掘調査が行われ、古い灰紬陶器が注意されていたが、最近の発掘調査では、唐三彩片や具注暦断簡等を含む奈良時代の遺物も出土し、律令期の遠江国敷智郡家跡と目されている。律令期の遺構をこわして、幅5mの堀跡がみつかり、鎌倉時代末から室町時代にかけての常滑焼や内耳土器、漆塗碗等が出土した他、木簡も数点得られた。周辺はすっかり開発され、他に遺構らしいものはない。
地名、出土品、5m幅の堀跡から、中世城館跡の存在は推定できるが、なお寺跡であることも否定できないし、位置不明の「鴨江城」こそ、これではないかとする余地も残されている。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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