上野砦

うえのとりで
  • 名称うえのとりで
  • 俗称・別名城山
  • 所在地浜松市北区
  • 様式その他

井伊氏一族上野氏が築いた三岳城の砦群の1つ

谷津砦の北々東0.6km、三岳城の砦群のひとつである。井伊氏一族の上野氏の築城になるが、谷津砦が十分機能しないため上野砦を築いたと記されている。1339~40年、北朝方の本城攻略に前後して、落城したものと思われる。
井伊谷側から急な坂道を登った標高50mの台地東端にある。現在は土取りと工場造成で全く地形を変えているため、遺構はほとんど残っていない。ただ、南東側の急崖の縁に、一部整形した痕跡が認められ、テラス状の段をなしている。かつては土塁で囲まれていた跡であろう。西側から西北側へまわると、井伊谷側へ下る急斜面となるが、地表にかなり凹凸があることから、かつては濠が存在していたのではないかと考えられる。またこの西側急斜面を直下する小径があったようである。地籍図は城山以外に窪という字が見える。空堀のあとだろうか。
旧鳳来寺道に接している地理的位置にあり、谷津砦よりも古来の交通要路との関係は強いと思われる。谷津では十分機能しないので上野砦を築いた理由はここにありそうである。また、かつては井戸跡も存在したといわれている。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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