入手城

いりでじょう
  • 名称いりでじょう
  • 所在地浜松市天竜区春野町川上
  • 様式山城
  • 関連武将徳川家康 大久保忠世

徳川家康から杉村等を安堵された天野八郎左衛門の支城と思われる山城

入手城は天野氏の支城の一つであろう。永禄12年7月徳川家康から杉村等を安堵された天野八郎左衛門の支城であろうか(『諸家文書纂』)。又、家康の入手山攻略に、気田清左衛門の手引があったと言う伝承から、気田氏も関わりがあったろうか(「某氏所蔵文書」)。其後家康家臣大久保忠世の支配下に入った。『三河物語』に「天正三年乙亥より、同九年辛巳年迄、二俣・高明(光)・入手をもちて、境めに有りて、日夜無隙山野にふしてかせきけり」とあり、武田氏との抗争時代の北遠の拠点を指摘している。これを『浜松御在城記』では、入手の替りに樽山を入れてはいるが、両者は同一なのか、それとも別城なのか判断しかねている。若し『三河物語』が正確であれば、かなり重要な城と考えられる。
城跡について『掛川誌稿』は、「川上村に入手清左衛門が城跡あり、堀切など存せり」と記している。地元の伝えでは、入手山(標高1,212m)にあると言うが、未確認である。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

コメントする

このお城を共有・登録する