長者屋敷

ちょうじゃやしき
  • 名称ちょうじゃやしき
  • 俗称・別名長者原、皿焼長者
  • 所在地菊川市牛渕字東原
  • 様式その他

昔、陶器を製造していた皿焼長者が居住していたとされる屋敷跡

『小笠郡誌』によれば、牛渕原の和田境に長者原と称ける処があるが、皿焼長者の屋敷があった跡といい、近くに皿山と称する処があるが、昔、長者が陶器を製造した跡である。年代は不詳とある。又、長者の子孫に七右ヱ門という人があり、元和3年横須賀郡代武藤万休支配の時、開拓の許可を得て諸役を免除され、明治維新まで継続されたとある。現在の加藤忠一氏宅で、元和3年より安永9年までの証文18通がある。
近くに平安中期より鎌倉初期までの古窯10数基があったが、現在は数基となった。伝承によれば加藤藤四郎が、良質の土を求めて各地を巡り、この地でも試作したが、のちに瀬戸に落着いたという。又、長者が戦乱をのがれて志土呂に向う途中、相良道が牧の原に登りつめるあたり(郷倉跡の西隣)に長者が故郷を振り返ったと云う「長者見返りの松」があった。牛渕の地名に、法、内、西、奥、大屋、藤四郎、下、の7海戸があり、藤四郎海戸は西原辺りであるので、このあたりに屋敷があったとも考えられるが、所在不明。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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