獅子ヶ鼻砦

ししがはなとりで
  • 名称ししがはなとりで
  • 俗称・別名獅子ヶ鼻
  • 所在地菊川市大石字城、池ヶ谷 他
  • 様式平山城
  • 関連武将小笠原長忠 天野宮内右ェ門 大須賀五郎左ェ門

武田高天神攻めの際、徳川方の大須賀五郎左ヱ門が受け持った砦

元亀2年、小笠原長忠と武田方との戦いの駆け引きにその名が出る。天正4年は徳川方の天野宮内右ヱ門が勝坂に敗れてこの砦に引籠るとあり、天正7年に武田方の高天神勢が増築し、同年徳川方がこれを陥し入れた。さらに天正8年に徳川方が六砦を築くとあり、改良修理して利用したものであろう。天正9年武田高天神攻めの際に、徳川方の大須賀五郎左ヱ門の受持となった。
標高44mで、高天神の東方約3km、半島状に沖積平野に突出た台地の先端部にある。
主郭は3段から成り、この腰の東、南、西の三方に渡り腰曲輪がある。主郭の北西は段階状で5段に構え、その下段の先端部を高く築く。主郭より東に下る尾根を階段状に5段下ると堀切があり、郭に出る。さらにその東に堀切(幅3.6m)があって郭があり、その前面に3番目の堀切が僅かに残り、先端部は削り取られて宅地となる。南下の公園を隔てて海抜20m~34mの丘陵があり、麓に興光寺がある。この丘陵も4カ所堀切が施してある。全体的に土塁がなく、段付と堀切で構築されているのが特徴と云えよう。
戦記によれば南の国安から、この大石まで大きな湖水があったという。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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