山賊屋敷

さんぞくやしき
  • 名称さんぞくやしき
  • 所在地菊川市東富田字東ノ谷
  • 様式その他

周囲の尾根や沢から隠された単郭式の屋敷

北方2.5kmの叶薬師山塊(砦)より南に向って幾すじにものびる支脈中、一つの中尾根の南端で、海抜92.8mとやや高まりを見せている地にある。北背面の尾根を直角に切落し、この土を利用して、西側に土塁を作る。東側土塁は自然の尾根を基盤として、これに土盛を施す。東は断崖の谷、南・西もかなりの急斜面で、沢に落込んでいる。西側土塁に切門があり、沢に通ずる木戸口と推定される。単郭式であるが、尾根と切土を利用して凹地を造り出しているので、他の尾根や沢からも郭の存在を見つけ難い。北背面の尾根半分を切取って造られた遮蔽式土塁(物見台を兼ねる)は、高さ約7m、他の土塁は約2mで、通称山賊屋敷と伝承されている。南西100mの地点で別尾根上に類似の遺構があるが、この方は背面を切落しておらず、井戸を屋敷内の裏手にもち伝承はないが、南隣に高さ2m、長さ10m程の岩窟を持っている。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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