川上城山

かわかみじょうやま
  • 名称かわかみじょうやま
  • 所在地菊川市川上字城山
  • 様式平山城

横地の残党による今川義忠襲撃現場から最も近くにあった城

城史不明、『今川略記』によれば、今川義忠が横地の残党に襲撃されて討死したのは、川上市場より塩見坂に至る間の出来事で、当城山とは指呼の間である。
牧の原の支尾根が西南、小笠平野に向ってのびる中間にあって、古街道が川上から尾根を横断して、南の磯部部落に通じている。いわゆる相良道で、北上すれば1.5kmで横地赤峯の要害に至る。城の北麓が川上部落で、地名は奥屋敷を中心に、北側に外平前、佐五太夫前、広尾前、勘右衛門、外平裏、裏門、市場がある。西の城山を中心に大田ノ谷(土手)、城山下、代ノ谷、西海戸、久保海戸、峯海戸、城反堀、下柳堀、的場、中海戸がある。
城山は茶園造成のため旧状不明であるが、北にのびた丘陵先端近くに僅かに堀切跡があり、城山供養塔が祭ってある。この西下は段構となり、城下の部落である。城山の尾根づたいに南に向うと八幡社を祭る主郭、標高63.7mに至る。山頂部に近く数段の構があり、北側に一カ所土塁をもつ段構がある。地目は神社境内で、小字は大部分が池の谷に当る。尾根つづきにほど近く、舟久保前方後円墳があり、古墳群を形成している。主郭山頂も又円墳で、宮下も前方後円墳(消滅)があり、土地柄の古さをしのばせている。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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