細ヶ谷城

ほそがやじょう
  • 名称ほそがやじょう
  • 所在地掛川市西大渕
  • 様式その他

5館群からなる大規模な平山城

本城は西大谷川左岸台地上にあり、郭群は大別し一ノ館、二ノ館、柏平館群、釜ケ谷館群、野中館群の5館群に大別される。一ノ館、二ノ館はそれぞれ独立しているが、全体的に一連の館城として構築されている。館群全体は虎口と堀の併用式で箱堀形の囲濠により全体に張りめぐらされている。個々館は土塁により囲まれているが、館群の内、釜ケ谷館の南台地には玉石積(寺勾配)館跡がみられる。谷戸に於ける郭は段的に形成、各所に丸井戸がみられる。特に柏平館跡及び一ノ館内の井戸郭には丸井戸が数基現存、その他井戸として素堀の楕円形井戸が谷懐の陣館跡にみられる。二ノ館の本丸山袖部に原始庭園があり、小池に玉石を配し、築山形式を取ったものとなっている。
大須賀町全体の城郭群の中、最大規模をもつ館群で、その構成は初期城館の平山城であると推定される。室町後期まで柏平館、子埋坂、馬場坂まで入江で現在鍵形の舟付場及び潮止堤が残り、天然の良港であったとみられる。本城西側に平宗盛が建立した普門寺があり、鎌倉より室町期の五輪塔が数多く保存されている。明治後期、普門寺北側の囲屋敷土塁から青磁皿(径30cm)が数枚出土している。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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