比木城山

ひきじょうやま
  • 名称ひきじょうやま
  • 俗称・別名城山、比企城
  • 所在地-
  • 様式平山城

中世における比木荘の支配者にかかわる土豪のものと思われる城館

この城山(ジョウヤマ)は、伝説に鎌倉時代、比企判官能員(~1203)居城跡とあるが、これは地名と歴史上の人物を附会させた俗説にすぎない。なお、今川氏のころ、堀内系図に比企氏の家名が見られるが詳らでなく、この城の構築者は不明である。
遺構は比木原の枝状台地上(標高106m)にあり、現況は茶園及び岡村新兵衛氏宅地となっている。南北125m、東西4~60m、主郭は台地端を占め55m×60m、方形の居館形式で、鎌倉時代に設けられた屋敷跡を室町時代に至り、修築及び拡張を加え、複郭式屋敷城としたものと推定される。
主郭寄り北側に幅6mの堀割(現状は埋められている)があって、西側の崖部にその一部を残し、宅地を隔てた北限に空堀があって、東原台地との切断を示している。なお、主郭南西部に幅4mの空堀、幅2mの土塁跡が残存する。
また、岡村家宅地内で古刀が出土している。

上記は「静岡県の中世城館跡」(1981年・静岡県教育委員会発行)をベースに、
2010年8月現在確認がとれた情報について、加筆・修正を施し作成しています。

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